治療機器導入に必要な測定及び検査について

汚染測定及び機器の廃棄

汚染測定 放射化物測定

リニアック室等の管理区域から既存放射線装置を撤去し搬出する場合、
管理区域から搬出するすべての部品に対しサーベイメーター等を使用し測定する必要があります。

 
既存医療機器の廃棄既存医療機器の廃棄について

リニアック等の放射線発生装置において、放射線障害防止法におけるクリアランスレベルを
下回る構成部品については一般廃棄物として廃棄が可能ですが、特定部品(ターゲット等)に
ついては、測定値がクリアランスレベルを下回る部品であっても、放射化物として扱う必要が
あります。特定部品については、機器メーカーによって異なりますので注意が必要です。
また、放射化物の廃棄については管理区域内に保管庫を設けるか、日本アイソトープ協会を
通じて、速やかに引き渡しを行う必要があります。

 
放射化物廃棄 放射化物廃棄に係る手続き

放射化物の引取りについては、あらかじめ日本アイソトープ協会への申し込みが必要となり、
必要書類に放射化物の核種と量を記載し、廃棄物運搬用のドラム缶を手配する必要がありま
す。撤去する放射線発生装置にもよりますが、概ねドラム缶5〜6缶程度と必要となります。
放射化物の引取運搬については、アイソトープ協会の定期集荷時期とずれる場合は専用の
運搬車を手配する必要があります。

 

漏洩線量測定とは

医療用直線加速装置(リニアック)から発生した放射線が遮蔽体を通過し、管理区域境界の付近でのどれだけ放射線が漏洩しているか測定を致します。漏洩測定は原子力規制委員会が許可した申請書の測定ポイントで測定を行います。
管理区域境界・病室・居住施設・事業所境界で法限度値が異なります。

漏洩線量測定
 
レムカウンタ 漏洩測定の種類と内容

漏洩測定に使用する測定器機は、主に電離箱式サーベイメータ(X線・γ線を検知できる放射線測定器)を用います。
その他、環境レベルの低線量率に測定に適しているシンチレーションサーベイメータと散乱線から発生する中性子量を測定するレムカウンタを用います。
レムカウンタについては主に遮蔽扉付近で測定を行います。

 

放射線治療施設における社内検査

弊社では、施設検査の数日前に、社内自主検査を行います。
検査内容として、下記の表の事項を行います。

  検査項目 確認方法
1 出入口扉に使用中と照射中の自動表示灯が設けられている事 目視確認
2 室内(操作室含む)に非常停止ボタンが設けられている事 目視確認
3 出入口扉にドアリミットスイッチが設けられている事 目視確認
4 扉が閉じていない時は照射できない事 作動確認
5 停電した場合(遮蔽扉制御盤の電源喪失)でも、手動にて扉を開放できる事 作動確認
6 指定の位置に所定の標識が設置されている事 目視確認
   
 
放射線治療施設における社内検査
 
社内自主検査 社内検査で必要なこと

社内自主検査では、実際の建物が許可申請書通りに建てられているかの確認を致します。
・遮蔽鉄板や遮蔽コンクリートが申請通りの寸法で設置されているか。
・遮蔽扉の鉛の厚みやポリエリレンの厚み等が申請通りの寸法で設置されているか。
・放射線に係る安全確認や停電などのイレギュラーな項目に対しても対策は出来ているか。
等、多岐の項目に渡り目視検査や動作確認で確認致します。

 

高周波利用漏洩電波測定とは

高周波利用漏洩電波測とは

高周波利用設備(リニアック)から漏洩する電波が他の無線通信に妨害を与える恐れがあるため、
一定の周波数又は電力を使用する高周波利用設備を設置しようとする者は、設置する前に許可を受ける必要があります。

申請については各地域の総合通信局にて手続きが必要となります。
リニアック設置後に漏洩電波測定とそれに伴う報告書が必要となります。

詳しくは、弊社にお問い合わせください。

 

施設検査までの流れ

施設検査の流れ
 

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